独学と習うことの違い
ここでは、音楽をしていく上で独学にするか人に習うかを迷っている方に向けて、それぞれのメリットとデメリットを挙げていきます。
まず、私自身の経験した楽器の例をいくつか載せておきます。
〈講師に習ったもの〉
ピアノ、電子オルガン、ボイストレーニング
〈半独学〉
エレキギター、アコースティックギター、作曲関連
〈独学〉
エレキベース、ドラム、その他
ちなみに、半独学というのは私の周りの音楽の先輩方から、不定期でアドバイスや指導をいただいたもののことです。
それでは、複数の楽器を演奏していく上で、いろいろな特徴に気付いたので挙げていきます。
私の音楽経験に基づいていますので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
独学のメリットとデメリット
〈独学のメリット〉
・練習の内容やペースなどがすべて自由、気楽に取り組める
・レッスンの料金がかからない(当たり前ですが・・・)
〈独学のデメリット〉
・つまづいたり、壁にぶつかったときにすべて自分の力で解決しなくてはいけない
・練習内容が偏りやすいため、基礎が身につきにくい
・自己流になりやすいため、悪いクセがつくと技術的に伸び悩む
・他人の正当な評価が得にくい
個人的に、独学の場合は大きなメリットはないと感じますが、特徴として個性的なプレイヤーが育ちやすいかなとは思います。
これが良いか悪いは場合によると思いますが。
一方デメリットとしては、練習しているのに思うように上達しない場合、どこが間違っているのか、どのように練習すれば思うように演奏できるようになるのかを誰も教えてくれないという部分が大きいと思います。
人に習うことのメリットとデメリット
〈習うことのメリット〉
・一人ひとりに適した練習方法や、課題をこなしていくので上達が早い
・基礎が身につきやすい
・的確なアドバイスがもらえる
・わからないことは講師に質問すればだいたい解決する
・人前で演奏することに慣れやすい
〈習うことのデメリット〉
・苦手な練習も行う必要がある(上達するためには当然ですが)
・レッスン料がかかる
・距離によっては通うのに時間がかかる
メリットとしては、独学に比べて基礎からしっかり学んでいくことになるので技術的につまづくことが少なくなります。
これは音楽を楽しく続けていく上で非常に大事なことです。
例えば、独学の場合に好きな曲の好きな場所や奏法ばかり練習していると、上達するのが遅れたり、好きな曲を演奏できるようになるまでにかえって遠回りになってしまいます。
また、音楽スクールに通う場合は、レッスン以外でも練習する場所を借りられたり、発表会やライブなどの場が設けられていたりするのも大きいですね。
これは音楽仲間に出会える絶好の場です。
共通の趣味をもった人と出会える機会はなかなかありませんからね。
私自身、長い間音楽活動をしてきましたが、基本的に音楽仲間を通じて新たなメンバーと出会い、一緒に活動することが多かったです。
結局どっちがいいのか?
これははっきり言ってしまうと人それぞれです。
プロのミュージシャンでも基礎からしっかり習った人もいれば、独学で身につけた人もいます。
ただ、こんな人には音楽スクールに通うことをおすすめします。
「早く確実に上手くなりたい」
「将来、音楽関係の職に就きたい」
「初心者だけどセッションなどをしてみたい」
音楽スクールによっては無料で体験レッスンを行っているところもあるので、どんな感じの雰囲気か体験してから決めるといいでしょう。
結局のところ、どちらにしても本人のやる気が重要になってきますし、楽しんで音楽を続けられるのが一番だと思います。
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